1
「Hello everyone。皆様、今日も一日元気に生きる準備は出来ましたか?出来た方から左の赤い扉へとお進み下さい。進んだ先どうするかは皆様の自由です。それでは皆様行ってらっしゃいませ。明日もまたここでお会い出来る事を楽しみにしております。」
3
『飴玉あげる』
「小さな君の掌(てのひら)に転がる色とりどりな飴玉を笑顔でありがとうと受け取った。君がくれた小さな幸せの代わりに、僕は君に何をあげようか。ねぇ、君は何が欲しい?」
4
「私と一緒になれると、本気でそう思っていらっしゃったのですか?…愚かな人。商売人に本気になるだなんて……時間の無駄遣いを致しましたねぇ……」
5
「いつも楽しそうにキラキラと笑うあの子が好きだった。好きだったのに、あの子はもう笑えなくなったって泣き出した。泣き出したあの子を見て悲しくなった。あの子の笑顔はもう二度と戻らないんだと、そう思ったら見ているのが辛くなったから僕は救う為に殺してあげた。僕は罪に問われますか?」
6
「君にこの声が届く頃、私はきっとここにはいないね。ごめんね?置いていってしまって。ごめんね?一緒に居てあげられなくて。…ずっと一緒に居たかったな。弱くてごめんね、逃げてごめんね。あなただけは、幸せになって下さい。」
7
「ため息つくと幸せ逃げる?はぁ?いや……いやいやいやいや、それで逃げる程度の幸せなら端(はな)から要らないし。大体人の幸せそれで測(はか)るなっつーの。」
8
「小さな君の手を引いて、畦道(あぜみち)を歩いたあの夏の日。君は不安そうにコチラを眺(なが)めて『どこにいくの?』と呟いた。『…何処(どこ)だろうね?』答えは、出せなかった。これから行くのは、私にとっての天国だから」
9
「てめーのその凝り固まった思考を、どーーうにか揉みほぐしてやりたいんだよ。
やりたいんだけどなぁ?……お前、このままで良いって心のどっかで思ってるだろ。
思ってるから変わらないんじゃね?それだと、俺はお前に何もしてやれ無いんだよ、わかる?
お前自身が望まないと手伝えないわけ。
だから今はお前にしてやれることはなーんにもないの。
してやりたいのは山々だけどさ。
だからお前の気持ちが変わったらそんときまた呼んでくれや」
10
「世の中綺麗事じゃどうにもならないよなんて言葉が既に綺麗事って君はわかってる?
誘うような匂いさせて高い酒に趣味の悪いプレゼント。それで本気で落ちるとでも?
金さえ積めばなんとかなる安っぽい連中と一緒にするなよ。俺はそんなに安くないよ?」
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「あれぇ?君の顔に付いてるその目は飾り物かなぁー?え?本物だったらさぁ、ここに書いてあること理解出来るはずだよねぇ……あ。そっかぁー、目じゃなくて脳みそが飾り物かぁ、そっかそっかぁ…あー、ごめんねぇ?」
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「弱い癖に勢いだけは一丁前なんだよなぁ…、あ?あぁごめん。聞こえちゃったぁ?だってさ、お前から売った喧嘩じゃん?なのになんで今お前はそこに転がってんのぉ?おかしくない?最初の威勢は一体何処に行っちゃったのかなぁ。悔しかったらもうちょっと喧嘩慣れしてからおいでね」
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「やだもう、飲み過ぎなんじゃないの?…ちょっとお、潰れられたらあたしの非力な腕じゃ貴方のこと起こしてあげられないんだから節度を持って飲みなさいって毎回言ってるのに…仕方ない人ねぇ」
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「しんしんと雪が降る。…この雪が全てを覆い隠す頃、私の心も凍り付いて貴方への思いを思い出す事もなくなるのでしょう。私はそれで、一向に構わない…伝えるつもりは無いと決めた想いだから…」
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「母さん、…母さんにとって僕は失敗作ですか?見目が悪いから…こんな姿だから…?…僕が悪いの?ねぇ、母さん。……認めてよ僕を息子だと。認めてよ貴女が産んだって。認めてくれないのなら僕も貴女を母とは認めない。…認めないから貴女がこのままどうなろうが知ったこっちゃない。…このまま苦しめばいいよ」
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「幸せになる為に生まれてきたのに何故君は、無情にも誰かの為に命を棄てなければいけないのか。それが君の幸せであるはずがないのに。……だから、この命に代えても君を守る。君の幸せを、守ってみせる」
25
「君は…だれ?どうしてずっと泣いているの?…分からないけれど、君の涙は……胸が苦しくなる。分からないはずなのに、君の涙に見覚えがある、その声に、叫びに…胸が痛む、あぁ君は……あの時僕が守りたかった君なの…?」
34
「あと何回、君の誕生日を1番にお祝い出来るのかな。…来年も再来年も、出来れば10年後も20年後も1番初めにおめでとう、って言えたら良いな」
35
「バイバイ、大好きな人。僕があなたから離れることを選ぶのはあなたに幸せになって欲しいから。傍に居たらあなたの未来を潰してしまう。だから、バイバイ」
42
「あなたには無限の可能性がある。
49
「大事な物はちゃんとしまっておけ、……とは言ったけど!言ったけど!だからって、ほら……人間に適用すること無いと思うんだ。大事だって思ってくれてるのは嬉しいんだけど、嬉しいんだけど監禁は!犯罪だから!!ね!?」
50
「牛乳買ってきて、って言ったよね?でもこれ、飲むヨーグルトじゃん。あと中濃ソース買ってきてって言ったのに、これ醤油だよね。…………お前、いつになったらまともにおつかいできるようになるのかなぁ……?」
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「100年待っていてと、貴方にお願いしましたね。なのに、貴方100年が過ぎても気付かないから、忘れられてしまったのでは、と不安にもなりましょう?でも、良かった。ようやく気付いてくれたんですね」
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「長くなってもいいから。どれだけ言葉を選んでもいいから。…だからゆっくりでいいから君の伝えたいこと、ちゃんと伝えて?僕はそれを確りと受け止めるから」
53
「タピオカとマカロンと……いやあの、差し入れは嬉しいけどさぁ…あのー、その、ね?甘い物オンパレードって……何かの嫌がらせですか。甘いの苦手なのに……」
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「甘ったるい夢の中はどうも居心地が良いようで、周りは中々目覚めたがらない。けれど、その微睡みの中で過ごすことがどれだけ退屈なのか、僕は知っているんだ。退屈に殺されるくらい情けない事があるだろうか」
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「眠いなら寝てたらいいじゃん。別に俺無理して起きて待ってろ、なんて一言も…、いや、別に嫌なわけじゃ無いけど…無い、けどさぁ…。毎日朝まで待たせるの、申し訳ないっていうか……」
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「はーやーくーしーてー!!……ったく、いつまで寝てんの、ほら起きる!起きろー!…あと5分あと5分、って。お前それ1時間繰り返してんだけどそろそろ本気でいい加減にしろ?ベッドから蹴り落とすよ?」
60
「んぁー…やっ、蹴り落とすのは勘弁……あと……あと10分したら起きるから…起きるからァ…あ、分かった、一緒に寝よ…それなら良いっしょ?…ん、名案名案……んぅ、はい、おやすみぃ……」
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「バレンタイン?いやいや、俺なーんにも貰ってないし、無かった無かった。2/14なんてなんにも無かっ……た、けどこれなに?…は?え?ホワイトデー?……なんで俺に?俺、お前になんかあげたっけ…?あ、…チロルチョコあげたわ。何、律儀にそのお返し?」
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「恋人にしたくない3B?…えーっと、なんだっけ。美容師と、バーテンダーと、バンドマン?……俺の周りのその職種、もれなく全員恋人持ちなんだけど…?え、なのに俺に恋人居ないのは、なんで???」
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「大切なもの程、掌(てのひら)から零れ落ちていく。壊れない様に大事に慈しんで来たはずなのに、どうしてこの指の僅かな隙間から全てが落ちてしまうんだろう。失えば二度と戻らないのもわかっているからただ呆然と立ち尽くす。悲しいはずなのにもう涙も出ない。…どうしてだろうね?」
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「ここで、こうして泣いているだけじゃなにも前に進めない…それくらい自分でもわかっているだろう?…進んだ事が吉と出るか凶と出るかは君にしかわからない。そしてそれは進まない事にもわからないんだ。たった1歩、それだけで変わる未来だ。掴め、掴み取れるうちに」
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「今なら義理チョコ用意する女子の気持ち分かるかもしれない……お返しって何あげりゃいいの…?飴?クッキー?マシュマロ?………つーか、こんな甘ったるい匂いの中居たくない…テキトーに買ってさっさと帰ろ……」
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「お前の言う通り今の俺の攻撃じゃお前の身体に傷一つつけられやしないかもしれない!だけど!…それが、どうした!傷付かないなら付くまで死に物狂いで向かっていくだけだ!諦めてたまるか!!…俺は絶対にこの手でお前を殺す!!」
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「てめぇの戯言(たわごと)にいつまでも付き合ってやる気はねぇんだよ!ボケが!!さっさと殺してみろよ、ほら、ほらほらほらぁあ!出来ねぇんだろ認めちまえよ自分の弱さをよぉ!!」
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「見たくないものは見なくていい、聞きたくないものは聞かなくていい。…無理をして壊れるより、要らないものは排除して、君の心を守っていこう。僕はその手伝い位なら出来るから…。だからほら、もう泣かなくていいんだよ」
69
「ごめん、せっかく準備してくれたし…有り難いと思ってるよ?思ってるんだけど…これ、はさ。うん……ちょっと量が…、もうこれ以上はちょっと……っ、は、吐きそう……」
70
「本日は結婚式二次会にお越しいただきまして誠にありがとうございます。まずはお料理のご説明をさせていただきます。お料理は中央テーブルにビュッフェスタイルにてご用意させていただいております。どうぞ温かいうちにお召し上がりください。それでは新郎新婦様ご到着までしばしご歓談下さいませ」
71
「うるせえなぁ分かってるよ!俺たち全員の命が危うい事くらい!けど、臆病にもなるだろ…俺たちみたいな新人がこんな大役……はぁ、失敗しても死ぬ、成功したとしても良くて相討ち……どっちにしても生きて帰る保証はない、か」
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「お前のカバンさ、毎度思うけどなんで容量以上の物が出てくんの?この小さいカバンにはそんなに収納スペース無いはずじゃん?…しかも、なんだよこの異様なガムと飴の数…………いち、にー、さん、…しー、ご、…いやこんなに要らないだろ普通」
73
「絶ッ対嫌だ!俺は行かない!!何を言われても何がなんでも行かないったら行かない……!俺がホラー嫌いなの知ってる癖に!何なんだよ!!お化け屋敷なんて、絶ッ対に、行かないいぃぃぃぃ……行くなら1人で行けよバカァァァ!!!!」
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「なんでかなぁ。地図アプリもちゃんと起動して、音声ガイダンスに従って歩いてるんだけど………えーっと、ここは何処だろうなぁ…目的地からどんどん、どんどん遠ざかって行ってるって表示されてる……」
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「コーヒーは絶対ブラックだろ。いや別に甘くするのはいいと思うよ?好みだし。だけどお前の飲み方はもうそれ、甘ったるい牛乳だから。コーヒー要素皆無だから。…1滴入れただけでカフェオレとかお前の味覚はどうなってんだよコーヒー農家に土下座して謝れ」
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「猫カフェ行きたい。アレルギー持ちだけど行きたい、………いいじゃん!夢見てもいいじゃん!画像とか動画じゃもう足りないんだよぉ…モフモフの猫を撫でくりまわしたいんだよぉ……」
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「説明書じゃ分かんないっていうからわざわざこうやって懇切丁寧に説明しにきてやってんのに。…なんでお前が堂々と寝てんのかなぁー?ねぇ、これお前のだよね?お前の携帯だよね??初期設定くらいてめぇでやれー!!」
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「1人旅って気楽だよー、気を使わなくても良いし自由だし。まぁ…方向音痴過ぎて行きたい所に辿り着くまでに普通より倍掛かるんだけどね。…うん、まぁ今まさに迷子なんですけど、さーてこれからどうしようかなァ…」
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「煙草は駄目だっていつも言ってるだろ?別に君が君の身体を痛めつける分には構わないんだけど、それで僕の肺までダメージを受けるわけ。分かる?口寂しくて堪らなくてどうしても吸いたいなら…ほら。飴やるからコレでも口ん中突っ込んどけ」
80
「飴って、最後まで舐めてられないんだよねぇ……なんか、噛みたくならない?…え、嘘。俺だけ?なんか噛むの癖なのかなー、ストローとか飴とか気付いたら噛んでるんだよね。………あ、人は噛まないよ、多分。多分ね」
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「心霊スポット巡りとか、よく番組でやるけどさァ……八割作り物じゃん?ほら、これだってココ編集してんの丸わかり。つっまんね……だってさぁ、こんなんよりお前の部屋の隅っこに居るやつの方が怖いじゃん。……え?あぁ気付いて無かったの。ご愁傷様」
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「ここに居るのは分かってるんだよぉ?上手く逃げたつもりだったんだろうけど残念でしたァ〜、君、鬼ごっこ弱すぎ。もう逃げられないの分かってるでしょ、逃げ道も無い。出てくるしか無いんだからさぁ、さっさと諦めて出ておいでよー」
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「辛い事や悲しいことは時間が解決してくれる。そんな綺麗事はもう何百回と言われてきた。だけど今心はその言葉を上手く受け入れられないでいる。受け入れられないのは君を心から愛していたからなのだろうね…ねぇ僕はあと何秒で、きみを忘れられますか?」